家は隣家とつながっていないから夜はかなり静かだ。
季節によってカエルの鳴き声やコオロギの鳴き声は騒々しいこともあるが、
人工的な騒音でないので、イライラさせられることもない。
これは一度経験してしまうと、元の都会暮らしに戻れないのではないかと思う。
あぁ、そうだ、気になる騒音が何もないというわけではなかった。
夜中、若い連中がバイクを乗りまわしながらパラパラ音を立てていくこともある。
これはさすがにたまらないものだが、近くに何があるわけでもないので、
彼らはとどまらない。
過ぎ去ってしまうのを待てば、また静かな時間に戻る。
騒音がないのもいいが、田舎には余計な光が少ないのもいい。
天気がよく、雲がない夜には満天の星空が望める。
以前は都会で見る星がすべてだと思っていたが、ここで見ると
今までの星空はなんだったのか、と思う。
少し高い山にでも登ろうものなら、星が落ちてきそうな感覚にさえ陥る。
時間、空間ともに、違う流れを田舎では感じることができる。
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